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第20回交流会が行われます!

今年は埼玉大会です!
日時 2014年08月01日 09時05分 から
2014年08月04日 17時05分
場所 会場・宿舎:国立女性教育会館(東武東上線 武蔵嵐山) 〒355-0292 埼玉県比企郡嵐山町大字菅谷728
参加者 参加費 25000 円+年会費 3000 円 学生参加費 18000 円
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テーマ 「一人の子どもも切り捨てない教育

~フクシマの子どもたちから見えてくるもの」

ひさしぶりに関東の地で交流会がひらかれる。福島原発からは汚染水がもれつづけ、燃料棒が いまだ取り出せないなど制御されていないなか、そして故郷に戻ることのできない被災者が全国 に避難しているいま、福島からさほど遠くない埼玉で行なうのは不安がなくはないであろう。し かし、その地で原爆、津波、原発災害、特に原発災害のなかで悩み葛藤する子どもたちのこと、 子どもたちをめぐる実践がとりあげられるのはとても意義深い。「原発は制御されている」、再稼 働すると宣言したからといって、問題はまったく未解決である。被害、苦悩は継続、拡大してい る。

19 回陜川(ハプチョン)交流会では国家によりおしつぶされ犠牲になりながらも懸命に生き、 闘い、真実を発掘し、明らかにしようとしている人々やその現場の一端に触れ、ともに考えた。 今年の埼玉交流会では、陜川交流会の成果をふまえ、福島の子どもたちのことを日韓でさらに 考え、深めていくことになる。福島の子どもたちは遠くにいて知らない存在ではない。3 年経っ ても事故の収束がなされていない今、私たちの前にはあまりにも大きな壁、難題が立ちふさがっ ているように見える。いや、前ではなく、私たちの中にこそ大きな壁、難題が立ちふさがってい る。少しずつでも穿つ作業をしていかなければならない。また、一人一人が、歴史を、真実を直

視し、未来を開いていかねばならない。 「一人の子どもも切りすてない教育...福島の子どもたちの実態からみえるもの」をテーマにかか げた埼玉交流会は新たな出発点になる。そう信じたい。フィールドワークで訪ねる高麗神社、丸 木美術館、吉見の百穴等は単なる遺跡、文化財ではない。古代に関東を開発した人びとは大地の 揺れや火山の爆発は何度も経験したであろうが、まさか原爆や原発事故など予想だにしなかった だろう。遺跡、文化財に込められた意味を私たちがつかみ直し、未来に向けた礎としたい。

81日(金)
15:00 受付
16:30 講習会 女性会館について 17:00 開会式 挨拶
18:00 夕食
19:30 日韓両国語による読み聞かせ
「ぼく、いいもの いっぱい~日本語で学ぶ子どもたち~」(善元幸夫編著)

82日(土 )9:30~18:00 授業報告 研究協議 ○日本側は、福島から転校してきた子どもを担任している小学校教員による授業や、朝鮮初中学校の教員による授業報告○韓国側授業報告

83日(日) フィールドワーク(貸切バスで移動します。) 9:00 出発 ○高麗神社 宮司さんの話 *祭神は高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)。日本の古代における多文化受容を、今に伝える場所。 ○丸木美術館 岡村幸宣学芸員(近著に岩波ブックレット「非核芸術案内」がある。)の話 *原発も原爆も「核」であることに変わりないことを考えます。昼食(朝鮮風弁当) ○吉見百穴埼玉県立志木高校、「朝鮮人強制連行真相調査団」の事務局長 嶋田和彦さんの話 *まるで巨大な蜂の巣のように、台地の南西側崖に掘られた横穴の遺構にられた戦中の軍事工場跡。フィールドワークについて「ウリ」91 号に詳しい解説が載っています。18:30 レセプション(平成楼にて)

84日(月)
9:30 全体会 交流会まとめの討論。
11:00 閉会式 来年に向けて 12:00 昼食。13:00 解散

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